
ニュース短信:最新
- 2026/3/2 アルメニアのアカペラ。AIの音楽動画
- 1)ランダムに流れてくるもので時々、出くわす「うわあ!」。数日前に出会ったのは、アルメニアの伝統音楽や宗教音楽を(ほぼ)アカペラで歌う Nairyan Vocal Ensemble(YouTube)。コンサートでは、手話もパフォーマンスの中にすべて組み入れているそう。もともと、古い古いモノフォニー(グレゴリオ聖歌など)やポリフォニー(Anonymous Fourなど)が大好きな掛札としては、うれしい見つけもの。キリスト教を国教にした最古の国はアルメニアなんですね。知らなかった。アララト山もアルメニア!
2)Kelly BoeschさんがAIを駆使して作る音楽動画からは、AIの急速な進歩が手に取るように見えます(1年以上、見ていますので)。動画はもちろん、作曲も、歌うのもAI(歌詞はBoeschさん)。雲や水、煙が、何度見ても心地よし(私は)。内容は、Boeschさんも書いている通り、empowering。または、楽しい、きれい、おかしい。
- 2026/2/24 2025年の世界の気温
- 2月13日の (1) に載せ忘れた図です。1月25日の「三陸沖の海面/水温上昇」と合わせて見ると、確かに…。解像度が低いですけど、お気になさらず。

- 2026/2/22 (2) 掛札の動機づけ(15日の最後の内容関連。ごく一部)
- 1)佐藤さんとカエルの話をしているせいか、時々、カエルちゃんも流れてきます。かわゆし~なだけでなく、カエルの勉強にも(Facebook)。
2)こういう、とても「率直」「直球」なのもランダムに流れてきます。「(同じ状況であっても)すべて、あなたの見方次第。恵まれている部分に目を向けましょう」。食とエクササイズの情報を発信している方のFacebook(「17歳」と書いてありますが)。
3)パイプオルガン奏者で指揮者、映画音楽や現代音楽とパイプオルガンの融合で知られているAnna LapwoodさんのFacebook(カテドラルの演奏も、必死なペダル演奏も、毎度すばらしすぎ)。この話はコンサートに来た9歳のNykodaさん(目が見えない)を迎えたLapwoodさん、Nykodaさんに「オルガンを弾いてみる?」。「もちろん!」、ペダルには足が届かないので、Lapwoodさんに「ペダルをお願い」と。
Meeting Nykoda at Boardwalk Hall!
4)これもランダムに流れてきたもの。「一人の女性の勇気。何百万もの女性が感謝」:ジゼル・ペリコ(Gisèle Pelicot)さんにメッセージを寄せたフランスの女性たちの動画と、それを見ているペリコさん。(英語字幕。Facebook上で日本語に翻訳可)
(参考資料。日本語) 「ジゼル・ペリコさんにフランス最高位の勲章:夫など数十人からのレイプ裁判で公に証言した女性」(2025/7/14、BBC日本語版)
5)15日の最後に話した、「ひたすらジョギングし続けて、女性関連のニュースを流している人」(Girl News)はこちら。腹が立つニュースも落ち込むニュースももちろんたくさんありますが、明るいニュースもたくさん。下のニュースは、12歳の時、学校のエンジニア・クラブで「ソーラー・ブランケット」を開発したRebecca
Youngさん。スコットランドでホームレスの人たちのために使われているそう。
(参考資料)
Pupil who invented device to help homeless named 'girl of the year'. (2025/8/15, BBC)

- 2026/2/22 (1) AIで精巧になる偽広告(続)。米国が気候危機対応を反故に
- 1) 2/13 (2) で書いた、AIによる偽広告の話、日本で問題になっているのですね:狙われた日本ブランド
2)トランプ政権は環境保護や気候危機に関連した法律や予算、補助金を次々と無効にしていますが、去る2月12日、米国で温室効果ガス規制の根拠となってきた「危険性の認定
endangerment finding」(2009年)を撤回しました。 この短信の2025年10月1日に書いた、R.T. Vought氏らが2000年代初頭以降、気候変動対策を骨抜きにしようとしてきた取り組みが成功を収めた形。同じ12日にはホワイトハウスが、ペンタゴン(国防総省)に対し、石炭由来の電気の使用を増やすよう命令。1月には、クリーン・エネルギー・プロジェクトに使われる予定だった300億ドルの貸付金をエネルギー省がキャンセル、風力発電やソーラー発電の普及を止めようという動きが進んでいます。
こうした政策に対する訴訟もすでに複数起きていますが、「危険性の認定」の撤回が最高裁等で認められた場合には、将来の米国大統領が気候危機対応の政策を再度、執行することも困難になり(議会が承認すれば可能)、米国における温室効果ガス排出量は今後30年間で現在の1割増になると試算されています(Environmental Defence Fund)。
中国を中心にグリーン・エネルギー産業/政策が拡大しているなか、米国産業の孤立化を進めるとも懸念されています。
トランプ氏、温室効果ガス規制の法的根拠「危険性認定」を撤回 詐欺の基盤と(2026/2/13, BBC日本版)
(他の内容は、New York Timesのニュース速報から)
- 2026/2/13 (3) 2月15日の最後の内容につながる話題2つ
- 1) 西オーストラリア、パース近郊のGeographe湾で1月末、13歳のAustin Appelbeeさんが約4キロを一人で泳ぎ切り、母親と2人の弟妹を救った。4人は昼ぐらいにゴム製カヤックとパドルボードで海に出たが、風で沖に流された。母親のJoanneさんは「子ども3人だけで残すわけにはいかず、Austinをカヤックで岸に向かわせた」。じきにカヤックが沈み始めたため、Austinは泳ぎ出した。2時間はライフジャケットを着ていたが、これでは泳ぎづらくて岸までつけないと思い、残りの2時間はライフジャケットなしで泳ぎ続けた。
岸についたAustinが救急に電話をしたのは午後6時。午後8時半頃に救出された時、3人は沖合13キロでパドルボードにしがみついていた。Austinは「波がすごく高くて、ライフジャケットもなかったけど、『とにかく泳ぎ続けろ』『(死ぬのは)今日じゃない』と考え続けた」と。Joanneは、8歳、12歳の2人とボードにしがみつき、「歌を歌って冗談を言って…、ゲームのようにして過ごした、日が沈み始め、波が大きくなり始めるまでは」「体力が続かない、無理だと思ったけれど、2人が私をじっと見つめていたから諦めちゃいけないと思った」。海難救助隊はAustinの努力を「スーパーヒューマン」と称えたが、Austinは「することをしただけ」と答えた。
Boy swims 2.5 miles to save mom, siblings swept out to sea: "Superhuman" (CBS news. 他多数)
2) 2024年7月、「デッド・ハング dead hung」という自重トレーニングが健康にいいと読んだBonnie Sumnerさんは、2016年から続けているストレングス・トレーニングのトレーナーに話をし、試してみた。デッド・ハングは鉄棒にぶら下がるだけのものだが、40~50代でもだいたい4秒程度、長くて10秒。79歳のBonnieはこの時、21秒、ぶら下がり続けた。その後、デッド・ハングが日々のトレーニングに入り、時間が伸びていった。「53秒に届いた時は手がすごく痛くて、『こんなの、楽しくない』と言ったぐらい」。でも、頑固を自認するBonnieは「あと3秒、ぶら下がっていられないはずがない」と。2025年2月には、80代の世界記録に届く2分1秒、そして、2026年1月のギネス記録挑戦では、3分3秒(ギネス認定)。
2023年12月に、60年の伴侶だった夫をがんの発見から3か月で亡くしたBonnieさん曰く、「私にどうしようもできないこと(コントロールできないこと)はたくさんあって、いやでもしなければいけない難問もたくさんある。でも、(デッド・ハングは)コントロールできる。だから、好き。そして、私はできるとわかっている」。
Loss, grief and a world record attempt at 81. (2026/1/30, New York Times. 要購読)
Bonnieさんの写真と記事は地元、Woodland Park(コロラド州)のニュースにも。‘Don’t set your limits’: 81-year-old world record holder inspires others. (2026/2/5, KOAA News5)
- 2026/2/13 (2) AIで、詐欺サイト作成がきわめて容易に
- AIを用いたコーディングが普及し始め、見た目では区別がつかないほど本物らしい詐欺サイトを作ることがきわめて容易になったと報道。サイバーセキュリティのNetCraft社によると、同社は昨年、200近いブランドを騙(かた)った約10万サイトを見つけているという。この報道をした記者がだまされかけたのは、イタリアのヘア・ケア
Davinesで、検索のトップに「スポンサー・リンク」として出てきたサイトが、本物そっくりの偽物だった(下リンクに比較写真)。最後、「購入」ボタンを押す前にチラと見たURLのスペルが違うことに気づき、偽とわかった。
AI vibe scamming is here. (2026/2/10, MARKETPLACE)
- 2026/2/13 (1) 2025年の東京の気温、世界の気温
- New York Timesに主要都市の気温データが出ていたので、東京を見てみました。3つめは、世界の平均気温の推移。



How hot was your town last year? Look up where you live. (2026/1/13, New York Times. 要購読)
- 2026/1/25 (2) 現在、三陸沖で起きている海面/水温上昇は、世界最大
- 2023年以来、黒潮の流れが北方に蛇行して三陸沖の水温が上昇、(熱膨張により)海面も上昇している。一方、この蛇行で紀伊半島の南側の海水温は低下、海面も低下。CNNの記事の下のほうにある地図が海面高の変化(1999~2024年)と海水温の変化(1988~2017年と2018~2024年を比較)を示しており、きわめて顕著な上昇だとわかる。日本列島周辺の気象だけでなく、漁業等にも大きな影響を与える。
CNNの記事が引用している論文はこちら(東北大学・海洋研究開発機構 変動海洋エコシステム高等研究所)。
プレスリリース:2023年以降、三陸沖での水温上昇は世界で過去最大 ~黒潮続流の異常進路が示す未来(2025/2/14. 同研究所))
図をご覧ください:Why the weirdest sea level changes on Earth are happening off the coast
of Japan. (2025/12/23, CNN)
- 2026/1/25 (1) ネット、AI、暴力、プライバシー
- 尿管結石等々で更新できず、たまっていた昨年のニュースも載せます。
▶2020年10月、フィンランドでハッカー(フィンランド人。2022年に逮捕)がカウンセリング企業のデータを盗み、33000人分をダーク・ウェブ上に暴露。データは、クライアントとの会話の内容を書いたセラピストの記録を含み、わかった時点ではすでにネットから削除することは不可能だった。セラピーの内容は当然きわめて個人的なもので、いまだにネット上で閲覧、ダウンロードされており、記事によると、わかっているだけで2人が、この暴露の後に自殺しているという。
この記事の女性はある時点で、「すでに皆が知っているのだから」と不安に苦しむことをやめ、一連の経験を本にまとめた。セラピスト以外には話したこともない内容が暴露されてしまったことだけでなく、担当セラピストが自分を記述している言葉、内容が侮蔑的であると知って傷ついたことも話している。
A faceless hacker stole my therapy notes – now my deepest secrets are online
forever. (2026/1/17, BBC)
▶AIチャットボットの利用で、認知スキルも記憶も低下。与えられたテーマについて、「AIチャットボットを使って」「グーグルで検索しながら」「自分で考えて」の3群に分けて文章を書かせたところ、AI群は文章自体に特徴が見られないだけでなく、書いた直後でも文章の内容を思い出せなかった(250人を対象にした実験)。また、ソーシャル・メディアの利用時間が長い子ども(9~13歳)は、短い子どもに比べ、「読み」「記憶」「語彙」のテスト点数が有意に低かった(2016~2018年、対象は6500人以上)。もっと簡単に考えられる理由は、ソーシャル・メディアを見ることで読書等の時間が減るから、とのこと。(NYTの記事のみをもとにしています)
ChatGPTを使ったAI学習は「浅い理解」しか生まない:最新研究が解き明かす知の危機とは(日本語. 2025/11/4. XenoSpectrum) How A.I. and Social Media Contribute to ‘Brain Rot’. (2025/11/6, New York Times. 要購読)
▶画像生成AIによって、ネット上の脅しが悪化。従来の言葉による脅しだけでなく、ターゲットの人(たち)に暴力を加えている画像をAIで生成し、送りつける、ネット上に載せるなどの行為が増加していると。AIを提供している企業が対応しないため、被害を受けている人が自分のソーシャル・メディアに暴力画像のいくつかを載せたところ、企業(この場合はXとxAI)はこの被害者を「規約違反」としてアカウントを一時的にロックしたそう。
A.I. is making death threats way more realistic. (2025/10/31, New York Times. 要購読)
▶マッチング・アプリ上でパートナーの浮気を見つけるアプリが、新たに顔認識AIを搭載、位置情報(その人が過去数日の間にいた場所)も提供していると報道。AIと顔画像を用いることで、あいまいな情報でも「このような人を全員、マッチング・アプリから引っぱってきて」と指示できるそう。浮気発見アプリがどうやって位置情報を集めているかは不明だそうだが、いまどき、顔はどこにいても録画されているので…。顔認識と位置情報の問題は、浮気発見という用途を超えて、ストーカー等がこうしたアプリを使うだろうという点。
Sites marketed as tools for catching infidelity can also be misused by
stalkers. (2025/10/27, Marketplace)
〔2025年に掲載した短信は、下か左のARCHIVE(アーカイブ)にあります〕
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